Effects of Psychological Distress and Coping Resources on Internet Gaming Disorder: Comparison between Chinese and Japanese University Students
The high prevalence of Internet gaming disorder (IGD) among Asian youth indicates an urgent need to identify protective factors and examine their consistency across Asian cultures in order to facilitate cost-effective interventions. Based on the transactional theory of stress and coping, this study…
- Wu, A. M. S., Lai, M. H. C., Zhang, M., Yogo, M., Yu, S. M., Mao, S., & Chen, J. H. (2022). Effects of Psychological Distress and Coping Resources on Internet Gaming Disorder: Comparison between Chinese and Japanese University Students. International Journal of Environmental Research and Public Health, 19(5), 2951. https://doi.org/10.3390/ijerph19052951
アジアの青少年におけるインターネットゲーム行動障害(IGD)の有病率の高さは、費用対効果の高い介入を促進するために、保護因子を特定し、アジア文化間での一貫性を検証することが急務であることを示している。本研究では、ストレスと対処の取引理論に基づき、中国と日本の大学から匿名調査により1243人のオンラインゲーマー(男性45%、18~25歳)のデータを収集し、3つの対処資源(すなわち、マインドフルネス、対処の柔軟性およびソーシャルサポート)が中国と日本の若者を心理的苦痛によるIGD傾向の影響から守る役割を果たしているかどうかを調査した。サンプル間の測定非変動性を調整した結果、日本人学生は中国人学生よりも高いレベルのIGD傾向と心理的苦痛を報告していることが分かった。多群SEM分析の結果、他の予測因子で制御した後、マインドフルネスはサンプル間でIGDに対する最も強い保護因子として機能することが示された。さらに、女子学生(男子学生ではない)の心理的苦痛とIGD傾向の関連に対して、マインドフルネスの緩衝効果が観察された。この結果は、中国と日本の若者の心理的苦痛と対処資源がIGDに及ぼす影響の異文化間不変性を強調するものであり、今後のIGD予防プログラムにおいて考慮される可能性がある。