インターネット・ゲーム障害とメンタルヘルス・リテラシー: 韓国人青年の潜在プロファイル分析

  • Yoon, J., Chun, J., & Bhang, S.-Y. (2024). Internet Gaming Disorder and Mental Health Literacy: A Latent Profile Analysis of Korean Adolescents. Psychiatry Investigation, 21(3), 300–310. https://doi.org/10.30773/pi.2023.0303
目的
本研究では、インターネット・ゲーム障害(IGD)に対するメンタルヘルス・リテラシー(MHL)の潜在的サブタイプを同定し、青年期におけるその特徴と様々な要因の違いを検討した。
方法
本研究は、2019年青少年スマートデジタルメディア調査の二次データを分析し、1,936名の中高生(14~18歳)のデータを対象とした。MHL質問票の13項目を潜在プロファイル分析に用いた。一元配置分散分析、カイ二乗検定、多項ロジスティック回帰を含む様々な統計分析を用いて、同定されたタイプの特徴と予測因子を比較した。
結果
思春期のIGDに対するMHLの3つのサブタイプが同定された: 「低認識-インフォーマルなリソースを好む」、「中程度の認識-好むリソースが不明確」、「高認識-専門的リソースを好む」であった。サブタイプは、性別、年齢、家庭の豊かさ、平日のeラーニング時間、メンタルヘルスリスク、問題のあるスマートフォンの使用レベル、IGDにおいて有意差を示した。IGDを除くすべての変数が1つ以上の潜在的タイプを予測した。
結論
IGDのMHLを改善するためには、3つのタイプの違いに基づいてカスタマイズされた予防を含む、実践的な介入が必要である。