ゲーム行動症を持つ青少年の保護者向け研修

  • Brandhorst, I., Uwe Petersen, K., Hanke, S., Batra, A., Renner, T., & Maria Barth, G. (2022). Training for Parents of Adolescents with Gaming Disorder: A Pilot Study. SUCHT, 68(6), 335–343. https://doi.org/10.1024/0939-5911/a000790

目的:親は様々な方法で子どものインターネット利用(IUD)やゲーム行動症(GD)に影響を与えることができる。しかし、このテーマに関する研究発表は少なく、構造化されたガイドラインも限られている。本稿では、患者児童本人の参加を必要としない保護者向けのグループトレーニングについて述べる。方法 この非対照パイロット研究では、42名の親(31家族)が参加し、グループトレーニングの前後に診断用アンケート(思春期のGD症状、思春期の内面化・外面化の問題、親と思春期のQOL)に回答した。トレーニングは6セッションで構成され、4つの主要トピック(心理教育、親子間コミュニケーション、分析と変化、自身の限界とニーズ)に分けられていた。結果は以下の通り。研修は参加者から好評を博した。研修そのものや内容のほとんどが役に立ったと評価された。親から見た場合、GD症状、思春期の内面化・外面化の問題、思春期のQOLに大きな改善がみられた。両親のQOLは研修開始時にすでに平均的に高いレベルにあり、ほとんど変化しなかった。結論 研修プログラムは実施しやすく、有益であると考えられる。患児本人が関与していないにもかかわらず、研修によってポジティブな変化が引き起こされることが示唆された。ランダム化比較有効性試験はまだ保留中である。