日本におけるインターネットゲーム障害(IGD)の現状。児童・思春期における新たな生活習慣病

  • Imataka, G., Sakuta, R., Maehashi, A., & Yoshihara, S. (2022). Current Status of Internet Gaming Disorder (IGD) in Japan: New Lifestyle-Related Disease in Children and Adolescents. Journal of Clinical Medicine, 11(15), 4566. https://doi.org/10.3390/jcm11154566

世界保健機関(WHO)は、オンラインゲームへの過度の関心が原因で日常生活に支障をきたす障害を「インターネットゲーム障害(IGD)」と認定している。近年、IGDの原因が明らかになってきた。IGDでは、ゲームに長時間さらされることで、大脳の前頭前野、大脳辺縁系、扁桃体などの報酬系を制御するメカニズムが正常に機能しなくなる。このメカニズムは、ギャンブル依存症など様々な行動依存症と似ている。IGDは、特に発達中の脳で脳機能障害を引き起こしやすいため、小児や青年において特にリスクが高い。IGDは若年者における新たな生活習慣病として捉えるべきであり、その管理にはカウンセリングや家族療法を含む生活習慣の改善が重要である。