Prevalence of gaming disorder in East Asia: A comprehensive meta-analysis
Abstract Background and aims Asian countries are deemed to be high prevalence areas for gaming disorder (GD). This meta-analysis is the first to synthesize the overall prevalence of GD in East Asia and investigate characteristics that influence prevalence estimates. Methods Systematic and independen…
- Liao, Z., Chen, X., Huang, Q., & Shen, H. (2022). Prevalence of gaming disorder in East Asia: A comprehensive meta-analysis. Journal of Behavioral Addictions, 11(3), 727–738. https://doi.org/10.1556/2006.2022.00050
背景と目的
アジア諸国はゲーム障害(GD)の高有病率地域と考えられている。このメタアナリシスは、東アジアにおけるGDの全体的な有病率をまとめ、有病率推定値に影響を与える特徴を調べた最初のものである。
方法
PubMed,Web of Science,Embase,PsycINFO,the Cochrane Libraryにおいて,創刊から2021年1月27日までの系統的かつ独自の検索を実施した。質の評価にはAgency for Healthcare Research and Qualityの尺度を使用した。ランダム効果モデルを用いて、全体のGD有病率と95%信頼区間(CI)を算出した。
結果
51,525人の参加者からなる合計22の論文(26の研究)が、このメタ分析に含まれた。東アジアにおけるGDの全体のプールされた有病率は12%、95%CI(10%-15%)であった。この数値は、代表的なサンプルでは6%、95%CI(3%-9%)に調整されていた。女性よりも男性で高い有病率が観察された(それぞれ16% vs 8%、P < 0.05)。サブグループ分析およびメタ回帰分析により、ゲーマーやランダムサンプリングを行わない研究は、有意に高い有病率を報告した。国・地域、サンプルサイズ、品質スコア、男性の割合、使用した尺度の間に有意差はなかった。
考察と結論
東アジアにおけるGDの有病率は、他の世界地域と比較して高い。今後、このような疫学研究を他の地域にも広げ、GDの正確な有病率を算出し、地域での特定、予防、政策立案、治療努力に役立てるべきである。GDの悪影響を考慮すると、東アジアにおけるGDの効果的な予防および治療対策は、より注目される必要がある。