問題あるインターネットの使用とインターネットゲーム障害。青少年における健康関連QOLとの重複と関係

  • Machimbarrena, J. M., Beranuy, M., Vergara-Moragues, E., Fernández-González, L., Calvete, E., & González-Cabrera, J. (2022). Uso problemático de Internet y trastorno de juego por Internet: Solapamiento y relación con la calidad de vida relacionada con la salud en adolescentes. Adicciones. https://doi.org/10.20882/adicciones.1494

一般問題性インターネット利用(GPIU)とは、インターネットの取り扱いや管理全般に関する機能不全のことだ。一方、インターネットゲーム障害(IGD)は、オンラインビデオゲームに関連した特定の行動である。両者の問題は青年期によく見られるようになりつつあるが、同時に研究されたことはほとんどなく、2つの構成要素の健康関連QOL(HRQoL)との共同関係も不明である。本研究の一般的な目的は、GPIUとIGDの関係およびHRQoLとの関連性を分析することである。本研究は、スペイン7地域の16校の2,024名(男子46.4%、n=939)の参加者による分析的かつ横断的なものである。平均年齢と標準偏差は14.20±1.42歳で、11~18歳の範囲であった。KIDSCREEN-10、Revised Generalized and Problematic Internet Use Scale 2、Internet Gaming Disorder Scaleのスペイン語版が使用された。評価対象となった全サンプルのうち、15.5%の参加者が高レベルのGPIUを、3.3%のビデオゲームプレイヤーがIGDを呈した。GPIUの次元はIGDの次元と強く関連していた。HRQoLはGPIUおよびIGDのすべての次元と有意かつ負の相関があった(p<.001)。GPIUまたはIGDの問題を報告した参加者は、問題のない参加者に比べ、HRQoLのスコアが有意に低かった。