スマートフォン嗜癖の強い被験者におけるスマートフォンアプリを用いた姿勢改善エクササイズの頭蓋椎角と顎の開きに及ぼす影響

  • Gala, S. N., & Shevalkar, D. R. (2019). Effect of Postural Awareness Exercises using Smartphone Application on Craniovertebral Angle and Jaw Opening in Subjects with High Smartphone Addiction. 10(3), 5.

概要:背景 現代社会において、多くの人にとってスマートフォンは生活必需品の一つである。スマートフォン嗜癖者によく見られる前方頭部は、頸椎の機能障害につながる。本研究では、スマートフォン嗜癖の強い被験者を対象に、30分ごとに姿勢矯正運動を行うリマインダーとしてスマートフォンアプリ自体を使用することが、頭蓋椎角と顎の開きに及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。方法論 実験的研究デザインで、18~25歳の男女32名を対象とし、さらに無作為抽出により実験群と対照群に分けた。被験者には姿勢矯正エクササイズを指導した。実験グループには、30分ごとに携帯電話のアプリケーションを使ったリマインダーを配布した。対照群には、30分ごとに行うべき姿勢矯正運動について教育を行った。運動は1ヶ月間行われた。結論 スマートフォン嗜癖の強い被験者において、携帯電話アプリを用いた姿勢矯正運動は、頭蓋椎角と顎の開きを改善することにつながった。