スマートフォン嗜癖に対するアプリ制限機能の利用予測・効果検証

  • Yasudomi, K., Hamamura, T., Honjo, M., Yoneyama, A., & Uchida, M. (2021). Usage Prediction and Effectiveness Verification of App Restriction Function for Smartphone Addiction. 2020 IEEE International Conference on E-health Networking, Application & Services (HEALTHCOM), 1–8. https://doi.org/10.1109/HEALTHCOM49281.2021.9398974

近年、スマートフォンの嗜癖が問題視されています。スマートフォンの過剰な利用が日常生活に悪影響を及ぼしていることから、スマートフォン嗜癖を改善するためのアプリが世界中で多く開発されている。本研究では、スマートフォン嗜癖改善デジタル薬の大きな特徴の一つである「アプリ制限機能」に着目し、その利用状況を分析し、有効性を検証した。その結果、アプリ制限機能を利用した人と利用しなかった人では、心理・行動の両面で大きな違いがあることがわかった。具体的には、スマートフォン嗜癖を自覚している人ほど、アプリ制限機能を利用する傾向があることがわかったのです。また、特にスマートフォン嗜癖が比較的緩やかな場合、アプリ制限機能はスマートフォン利用時間の短縮に効果的であることがわかった。