ペルシャ語版スマートフォン嗜癖インベントリ(SPAI-PV)。妥当性・信頼性の心理学的エビデンス

  • Barzegari, S., Arpaci, I., Ranjbar, A. Z., Afrooz, E., & Ghazisaeedi, M. (2021). Persian Version of the Smartphone Addiction Inventory (SPAI-PV): Psychometric Evidence of Validity and Reliability. International Journal of Mental Health and Addiction. https://doi.org/10.1007/s11469-021-00666-0

スマートフォン嗜癖(SA)は、看護学生の学習や集中力、他者との関係、臨床活動において行動障害を引き起こす可能性がある。本研究の主な目的は、看護学生のサンプルにおいて、ペルシャ語版スマートフォン嗜癖インベントリー(SPAI-PV)を適応し、検証することであった。SPAIを前後訳法を用いてペルシャ語に翻訳し、内容の妥当性を確立した。本研究のサンプルは、281名の看護学生である。SPAI-PVと患者健康調査票(PHQ-9)の両方に回答してもらった。SPAI-PVの妥当性と信頼性を確認するために、探索的因子分析、確認的因子分析、Cronbachのαを採用した。その結果,内容妥当性指数(CVI)は0.91,内容妥当性比率(CVR)は0.76であった.CFAの結果、SPAI-PVの4因子構造は妥当であった。その結果、データは測定モデルによく適合することが示された。Cronbachのα値は、尺度が内部的に一貫していることを示した。ペルシャ語版の尺度(SPAI-PV)は、イランの看護学生のスマートフォン嗜癖を測定・予測・説明するための信頼性・妥当性の高い尺度であることが示された。