ビシャ州の思春期少女におけるFoMO(Fear of Missing Out)軽減のための選択的カウンセリング・プログラムとその社会不安・インターネット・ゲーム行動障害軽減への影響

  • Alassaf, U. F., Ghoneim, N. M., & Al-Lawwaj, S., Saad. (2024). A Selective Counseling Program for Reducing Fear of Missing Out (FoMO) and Its Impact on Decreasing Social Anxiety and Internet Gaming Disorder among Adolescent Girls in Bisha Governorate. International Journal of Religion, 5(3), 52–67. https://doi.org/10.61707/34q82e47
本研究の目的は、ビシャ県における思春期の女子生徒のFear of Missing Out(FoMO)を減少させる選択的カウンセリング・プログラムの有効性と、社会不安(SA)およびインターネット・ゲーム障害(IGD)の減少への影響を調査することである。研究サンプルは、ビシャ県立学校の高校2年生の生徒22人である。彼女たちは、FoMO尺度(研究者たちによって開発された)とSA尺度(Abdel-Rahman, & Abdel-Maqsoud, 1998)、IGD尺度(研究者たちによって開発された)の得点が最も高かった対照群を代表する11人の生徒と実験群を代表する11人の生徒の2つのグループに分けられた。また、中等・大学段階の言語性知能検査(Gaber, & Omar, 2007)も実施した。選択的カウンセリング・プログラム(研究者が開発)を実施し、データ分析にはStatistical Package for the Social Sciences(SPSS)バージョン25を使用した。その結果、実験的研究サンプルのFoMO、社会不安、IGDの軽減に選択的プログラムが有効であることが示された。さらに、FoMO尺度、SA尺度、IGD尺度について、テスト前後の平均点間に統計的に有意な差がないことが示された。