ポルトガル人チェスプレイヤーの社会人口統計、プレイ習慣、地中海食パターンの遵守、サプリメント摂取量、身体活動レベル、インターネット・ゲーム障害の程度

 

  • Ribeiro, F., & Poínhos, R. (2024). Sociodemographics, playing Habits, adherence to the Mediterranean dietary pattern, dietary supplements intake, physical activity level, and degree of Internet gaming disorder of Portuguese chess players. Revista Española de Nutrición Humana y Dietética. https://doi.org/10.14306/renhyd.28.2.2075

はじめに ライフスタイルとゲーム習慣は、チェスプレイヤーの健康的な食事パターンの遵守に影響を与える可能性がある。本研究の目的は、ポルトガルのチェスプレイヤーの社会人口統計、プレーの特徴、地中海食(MD)の遵守、栄養補助食品(DS)の摂取、身体活動レベル、インターネット・ゲーム障害(IGD)の程度を明らかにし、MD遵守の予測因子を検討することである。方法 データは、ソーシャルネットワークを通じて配信されたオンライン調査を用いて収集された。この調査には、社会人口統計、チェスのプレイ習慣、PREDIMED質問票、DS消費量、国際身体活動質問票、インターネット・ゲーム障害尺度に関する質問が含まれている。結果 回答者192名(男性93.8%)の平均年齢は41歳(SD=14)、高学歴(平均15.1歳、SD=1.7)、週に6.3時間(SD=9.7)チェスをプレイしていた。大半(58.9%、n=113)がMDを中程度遵守し、30.2%(n=58)がDSを摂取し、64.1%(n=123)がWHO身体活動推奨を遵守し、IGDに分類された被験者はいなかった。Eloスコアが高いほど、赤肉/加工肉の摂取量が多いことと相関していた(OR = 4.935, p = 0.005)。チェスのプレイ量が多いほど、菓子パンやお菓子の消費量が多いことと関連していた(OR = 3.127, p = 0.007)。IGDスコアが高いほど、MDへの粘着性が低かった(OR = 1.067, p = 0.019)。結論 最も熱心なチェスプレイヤーは、バランスの取れた食事を維持することにあまり関心がなく、医療専門家の指導が必要かもしれない。