家庭の豊かさ尺度を用いた青年期のインターネットゲーム障害に対する社会経済的地位の影響の解明

  • Roh, H. J., Kim, E., Lee, K. Y., Choi, J., & Bhang, S.-Y. (2024). Elucidating the Impact of Socioeconomic Status on Adolescent Internet Gaming Disorder Using the Family Affluence Scale. International Journal of Mental Health and Addiction. https://doi.org/10.1007/s11469-024-01240-0

本研究では、家庭の社会経済的地位(SES)と思春期のインターネットゲーム障害(IGD)の関係を検討した。合計94校に研究への参加を呼びかけ、32校から3123名の生徒が登録され、データは自己報告式の調査によって収集された。SESの評価にはFAS(Family Affluence Scale)を用い、IGDリスクの測定にはIGUESS(Internet Gaming Use-Elicited Symptom Screen)を用いた。統計解析には、ANOVA、カイ二乗検定、ロジスティック回帰、探索的因子分析、潜在因子分析(LCA)を用いた。FASで測定したSESはIGDリスクに有意に影響した。低アフルエンス群は高アフルエンス群よりもIGDリスクが高かった(OR = 2.051)。この知見は、IGDに対処するための低所得層青年への介入の重要性を強調している。特に、LCA分析により、恵まれない子どもたちはIGDに対してより脆弱なグループであることがわかった。FASは実践的な評価を行い、こうした取り組みを支援するために利用できる。