インターネットゲーム行動症スケールのトルコ文化への適用

本研究は、「Internet Gaming Disorder Scale」として知られる27項目の書式をトルコ文化に適合させることを目的とした。サンプルグループは、664名の中学生、高校生、大学生から構成されている。個人情報票とインターネットゲーム行動症尺度(IGDS-27)に加え、デジタルゲーム嗜癖尺度(DGAS)を尺度妥当性手続きのために使用した。信頼性分析の範囲内でテストを半分に分割して運用した結果得られた値は.88、アルファ内部一貫性係数は.94であることがわかった。また、IGDSとDGASの相関は.78、試験-再試験の結果は.93であることが判明した。尺度の構成概念妥当性を評価するため、探索的因子分析(EFA)および確証的因子分析(CFA)を実施した。EFAの結果、全分散の76.65%を説明する9因子構成が観察された。一方、CFA の結果、モデルはデータと整合的であることが示された。本研究の結果は、トルコ文化圏におけるインターネットゲーム行動症を評価するための測定ツールとして、IDGS-27の心理測定特性の妥当性と信頼性を実証するものである。