Do Individuals with Internet Gaming Disorder Share Personality Traits with Substance-Dependent Individuals?
(1) Background: Internet gaming disorder (IGD) shares many similarities with substance use disorder (SUD), contributing to its recognition as an addictive disorder. Nevertheless, no study has compared IGD to other addictive disorders in terms of personality traits established as highly co-occurring…
- Giustiniani, J., Nicolier, M., Pascard, M., Masse, C., Vandel, P., Bennabi, D., Achab, S., Mauny, F., & Haffen, E. (2022). Do Individuals with Internet Gaming Disorder Share Personality Traits with Substance-Dependent Individuals? International Journal of Environmental Research and Public Health, 19(15), 9536. https://doi.org/10.3390/ijerph19159536
(1)背景 インターネットゲーム障害(IGD)は物質使用障害(SUD)と多くの類似点があり、嗜癖性障害として認識される一因となっている。しかし、SUDとの共起性が高いとされる性格特性について、IGDを他の嗜癖性障害と比較した研究はない。(2)方法 ゲーマー(多人数参加型オンライン・ロールプレイングゲーム)(MMORPG)のサンプルを、オンラインのゲーム内フォーラムで募集した。IGD患者83名(MMORPG-IGD群)とメタドン維持療法中の元ヘロイン中毒者47名(MMT群)を対象に、アレキシサイミア、衝動性、感覚探索、攻撃性をそれぞれTAS-20、BIS-10、Z-SS、BDIという自記式尺度により評価し、比較検討した。(3)結果 その結果、各群間で比較的類似した性格プロファイルが描かれたが、対象特性は概してMMTコホートでより顕著であることが示された。MMORPG-IGD群では、これらの特性の強度が全体的に低いことは、IGDの重症度のばらつきが大きいことを反映している可能性がある。(4)結論 IGDはMMTと共通の性格特性を持ち、その強度は嗜癖の重症度やある種の直接的な環境要因に影響され、また、別の行動よりもある行動に向かう傾向に影響する可能性がある。