COVID-19流行時のゲーミング障害および危険なゲーミングのICD-11基準に基づくスクリーニング、簡易介入、および治療への紹介モデル

  • Yen, J.-Y., Higuchi, S., Ko, C.-H., & Su, S.-F. (2022). Screening, Brief Intervention, and Referral to Treatment Model Based on ICD-11 Criteria of Gaming Disorder and Hazardous Gaming During the COVID-19 Pandemic. Current Addiction Reports, 9(4), 571–574. https://doi.org/10.1007/s40429-022-00444-5

レビューの目的
本解説は,国際疾病分類第11版(ICD-11)の分類に基づき,ゲーム障害(GD)および危険なゲーム(HG)に対するスクリーニング,簡易介入,治療への紹介(SBIRT)モデルを提案することを目的としたものである。

最近の知見
COVID-19とその予防対策はGDのリスクを高め、治療ニーズは精神保健システムの能力を超える可能性がある。スクリーニング後にHGを持つ青少年に簡単な介入を提供することができる。精神科医はGDまたはHGの診断を行い、GDの重症度、併存症、合併症に基づいて、スクールカウンセラー、専門の心理士、または統合チームに紹介する。

まとめ
GDとHGの分類は、SBIRTモデルの介入を開発するのに適していた。SBIRTは、リソース不足を解消し、簡便な介入の手引きを提供し、実用化することが必要である。