青年期におけるスマートフォン嗜癖とサイバーコンドリアの関係性の検討。

  • Köse, S., & Murat, M. (2021). Examination of the relationship between smartphone addiction and cyberchondria in adolescents. Archives of Psychiatric Nursing, 35(6), 563–570. https://doi.org/10.1016/j.apnu.2021.08.009

本研究では、記述的・相関的研究として、思春期のスマートフォン嗜癖とサイバーコンドリアの関係を検討することを目的とした。2020年12月から2021年1月にかけて、イスタンブールの思春期の高校生384名から、個人情報票、スマートフォン嗜癖尺度、サイバーコンドリア重症度尺度を用いてデータを入手した。学生との対面インタビューによりデータを収集した。青少年のスマートフォン利用期間は3.67±1.66年であった。ほぼ全員(97.9%)がスマートフォンでインターネットに接続し、39.3%が1日3~4時間インターネットを利用していた。朝起きてすぐにスマホをチェックする人が61.7%、夜寝る前にチェックする人が75.3%であることがわかった。スマートフォンの利用時間が長い人は、サイバーコンドリアも増えている。著者らは、看護師がスマートフォン嗜癖とサイバーコンドリアを理解し、思春期の子どもたちに必要な看護介入を見極め、適用することを提言している。