ナイジェリア、イレ・イフェにあるオバフェミ・アウォロウォ大学の学部生におけるスマートフォン嗜癖の予測因子としての精神人口統計学的特性

  • Adeniyi, W. (2021). Psycho-demographic Characteristics as Predictors of Smartphone Addiction among Undergraduates of Obafemi Awolowo University, Ile-Ife, Nigeria. Journal of Research in Psychology, 3(1), 68–87. https://doi.org/10.31580/jrp.v3i1.1976

本研究の目的は、ナイジェリアのオバフェミ・アウォロウォ大学イレ・イフェ校の学部生におけるスマートフォン嗜癖の使用状況と普及状況を調査し、さらに学生のスマートフォン嗜癖に対する精神人口学的特性の影響も検討することである。本研究では、調査研究デザインを採用した。多段階抽出法を用いて、大学から600人の学部生と6つの学部のサンプルを抽出した。参加者からのデータ収集には、「学部生におけるスマートフォン嗜癖に関するアンケート」(QSAU)と題する質問票を適応したものを用いた。試行テスト後の信頼性テストの結果は、有意水準0.05で0.71%であった。収集したデータの分析には、パーセンテージ、相対的有意性指数(RSI)、順位、t検定、一元配置分散分析、重回帰を用いた。その結果、124(20.7%)の学部生にスマートフォン嗜癖の高い有病率が示された。学部生がスマートフォンから取得する情報としては、教育情報(0.801)、グラフ(0.787)、スポーツ・レクリエーション(0.778)が多く挙げられた。この結果からも、学生の性格特性(F(5,546) = 51.870, p < 0.05)、性別(t検定 = 0. -2.612; df = 598, p > 0.05) 年齢(F(2,596) = 9.533; p < 0.05) 学生レベル(F(4,594); = 57.209, p < 0.05) とスマートフォン嗜癖の影響が大きいことが示されました。最終的に、すべての変数が65.3%に寄与していることが示された。これは、精神・人口統計学的変数が学生のスマートフォン嗜癖に大きく寄与していることを示している(R2 = 0.653; F = 57.209, p < 0.05)。本研究は、精神・人口統計学的変数が学部生をスマートフォン嗜癖にする素因になっていると結論づけた。