アイスホッケー選手におけるスマートフォン嗜癖とレジャー退屈感との相関の検討

  • Kurudirek, M. A., & Kurudirek, M. I. (2021). Examining the Correlation between Smartphone Addiction and Leisure Boredom Perception in Ice Hockey Players. Journal of Educational Issues, 7(3), 100. https://doi.org/10.5296/jei.v7i3.19147

本研究の目的は、トルコのアイスホッケー選手におけるスマートフォン嗜癖と余暇退屈知覚レベルを明らかにし、年齢、性別、教育レベルの観点から検討し、スマートフォン嗜癖と余暇退屈知覚の相関関係を調査することである。研究の母集団は、トルコのアイスホッケーリーグで活発に活動している選手で構成されている。サンプル群は、母集団から無作為に抽出された、研究への参加を任意とする合計85名のアスリート(男性51名、女性34名)で構成された。本研究では、データ収集ツールとして、3つのセクションからなる質問票を使用した。質問票の最初のセクションは、参加者の年齢、性別、学歴を調べるために研究者が作成した個人情報フォームであった。第2部では、参加者のスマートフォン嗜癖度を測定するために、スマートフォン嗜癖尺度-短編版(SAS-SV)を使用した。アンケートの3番目と最後のセクションでは、参加者の余暇退屈知覚を決定するために、余暇退屈尺度(LBS)が使用されました。データ評価では、SPSS 26パッケージソフトを使用した。データ収集ツールで収集したデータを電子環境に転送した後、まず正規性を検定し、データが正規分布しないことを検出してノンパラメトリック分析を行った。調査結果を検討した結果、参加者の多くは男性で、高校以下の教育を受けており、年齢は15歳から17歳であることが確認された。また、余暇退屈尺度退屈尺度下位尺度では平均点が高く、余暇退屈尺度満足度下位尺度では中程度、スマートフォン嗜癖尺度-短縮版では上位に位置していました。余暇退屈尺度退屈尺度下位尺度の平均順位は、男性参加者に比べ、女性参加者の方が統計的に有意なレベルで高いことが判明した。また、参加者のスマートフォン嗜癖と余暇退屈知覚の相関を調べたところ、スマートフォン嗜癖と余暇退屈知覚の退屈下位尺度の間に統計的に有意な正の弱い相関があることが確認された。