- McDaniel, B. T., & Coyne, S. M. (2016). “Technoference”: The interference of technology in couple relationships and implications for women’s personal and relational well-being. Psychology of Popular Media Culture, 5(1), 85–98. https://doi.org/10.1037/ppm0000065
家族生活においてテクノロジーの利用が盛んになり、「テクノフィアレンスTechnoference」と呼ぶテクノロジー機器による侵入や中断が日常的に発生するようになる。我々は、恋愛関係におけるテクノフィアレンスの頻度と、これらの日常的な割り込みが女性の個人的および関係的な幸福に関連するかどうかを検討した。参加者は、既婚/同棲中の女性143名で、オンラインアンケートに回答してもらった。大多数の参加者は、テクノロジー機器（コンピュータ、携帯電話、スマートフォン、テレビなど）が、夫婦の余暇、会話、食事の時間など、パートナーとの相互作用を頻繁に中断させると認識していた。全体として、人間関係においてテクノリファレンスが多いと評価した参加者は、技術使用に関する対立が多い、関係満足度が低い、抑うつ症状が多い、生活満足度が低いとも報告していた。我々は、テクノフィアレンスがテクノロジー使用に対する葛藤を予測し、それが関係満足度を予測し、最終的にうつ病と生活満足度を予測するという構造方程式モデルを検証した。テクノロジーによって会話や活動、恋愛相手との時間を邪魔されたり中断されたりすることで、たとえ意図的でない場合でも、短い時間であっても、個人は自分が最も大切にしていることについての暗黙のメッセージを送っている可能性があり、個人生活や人間関係における対立や負の結果につながっている。