COVID-19制限によるノモフォビアとスマートフォン嗜癖レベルへの影響

  • Fi̇Danci, İ., Aksoy, H., Yengi̇L Taci̇, D., Ayhan Başer, D., & Cankurtaran, M. (2021). Effect of COVID-19 Restrictions on Nomophobia and Smartphone Addiction Levels. Bağımlılık Dergisi, 22(4), 395–402. https://doi.org/10.51982/bagimli.911501

目的 本研究の目的は、COVID-19パンデミックによる制約がノモフォビアとスマートフォン嗜癖レベルに与える影響を調査することである。方法 パンデミック規制前1年以内に「ノモフォビア尺度」「スマートフォン嗜癖尺度(SAS)」を適用し、研究参加に同意した18歳以上の人を対象に、パンデミック規制後の期間に同じ質問紙を適用して調査した。結果は以下の通り。参加者数は100名であった。参加者のパンデミック前とパンデミック後のノモフォビアスコアには、統計的に有意な差が認められた。パンデミック前のノモフォビアスコアの平均は74.2であったが、パンデミック後は76.2であった。パンデミック前後の参加者のスマートフォン嗜癖尺度得点の間には、統計的に有意な差があった。パンデミック前の平均SASスコアは34.0であったが、パンデミック後には36.7に上昇した。結論 COVID-19のパンデミック時には行動の変化が避けられず、テクノロジーに対するニーズが高まっている。したがって、テクノロジーに関連した嗜癖レベルの上昇による精神障害の予防のために必要な措置を講じ、嗜癖レベルの低減やコントロールに努める必要がある。

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