北スマトラ州の医学部学生におけるCOVID-19パンデミックロックダウン時のスマートフォン嗜癖に関連する要因について

  • Nasution, F. A., Amin, M. M., & Effendy, E. (2022). Factors Associated with Smartphone Addiction during COVID-19 Pandemic Lockdown in Students of Faculty of Medicine in North Sumatera. Open Access Macedonian Journal of Medical Sciences, 10(T7), 59–62. https://doi.org/10.3889/oamjms.2022.9257

序論 若い世代における携帯電話の普及は短期間で急速に進み、特にCovid-19のパンデミック封鎖期間中に、世界中の青少年の間でスマートフォン嗜癖が多発することになった。本研究では、前臨床実習生とクラークシップ生を対象に、インドネシア版スマートフォン嗜癖尺度(SAS-SV)スコアで測定したスマートフォン嗜癖の関連因子を検討することを目的とした。
方法 2019-2020年度のUniversitas Sumatera Utara, North Sumatra Islamic University, Hospital of North Sumatra University, Hospital of Haji Medanの医学部の前臨床学生とクラークシップ学生を対象に2020年11月から12月まで横断的調査を実施した。SAS-SVのインドネシア語版質問票をGoogle Formで調査対象者に配布した。
結果 二変量解析では、すべての変数がSAS-SVスコアと有意に関連していることが示された(すべてのp値は0.05未満であった)。一方、多変量解析では、スマートフォンの種類と最も近い家族を除くすべての変数が、SAS- SVスコアと有意に関連することが示された。
結論 年齢、性別、教育レベル、月収、スマートフォン使用期間、睡眠時間、親の学歴、月々のインターネット費用、スマートフォンのその他の利用は、インドネシア版SAS-SVスコアで測定したスマートフォン嗜癖と関連があることが分かった。一方、スマートフォンの種類と最も近い家族は、インドネシア版SAS-SVスコアで測定したスマートフォン嗜癖と関連がなかった。