STEM系現職教員のスマートフォン嗜癖を探る

  • Masalimova, A. R., Khairullina, E. R., Lapidus, N. I., Orekhovskaya, N. A., Zheltukhina, M. R., & Baranova, E. A. (2022). Exploring Preservice STEM Teachers’ Smartphone Addiction. Contemporary Educational Technology, 14(3), ep371. https://doi.org/10.30935/cedtech/11916

スマートフォンの利用時間が増加。スマートフォンの過剰使用と嗜癖が大きな社会問題に発展している。スマートフォン嗜癖は、固定観念、制御不能、離脱症状などの一連の主観的・行動的症状によって評価される、ネガティブで病的な概念である。STEM分野の教員は、デジタルツールの利用において、生徒との関わり方がより高度になる。STEM分野の教員候補者は、教室での活動にテクノロジーをうまく取り入れる方法について理解を示す必要がある。STEM教育者候補のスマートフォン嗜癖の発生率を把握し、今後の啓発トレーニングを正当化する。STEM 教員志望者 ‘ スマートフォン嗜癖との関連性を調査した。調査対象者は242名で、うち180名が女性、62名が男性である。SAIは自己記入式で、各次元ごとに独立してスコア化されている。データは機械学習技術を使用して分析される。クラスター分析は、インベントリの次元を分析するために使用される。クラスター分析には k-means テクニックを用いている。分類結果の評価にはライブラリ ‘ の SHAP (SHapley additive explanations) アプローチを用い、属性が分類結果に与える影響を評価した。その結果、最もレベルが高いと判断されたのは30人であった。中程度(高い、非常に高い)と判定されたのは約34%。また、48名が低レベルである。グループ全体から見ると、控えめである。最低クラスタに属することは100以上の利用につながり、最高クラスタに属することは6~10の利用につながる。スマートフォン嗜癖とリンクする正確なスマートフォン利用の程度は不明である。女性は最高クラスタと最低クラスタに逆相関している。