アッサム州の医科大学における医学部学生のスマートフォン嗜癖と関連する危険因子:横断的研究

  • Smartphone addiction and associated risk factors amongst undergraduate medical students in a medical college of Assam: A cross-sectional study | Phukan | International Journal Of Community Medicine And Public Health. https://www.ijcmph.com/index.php/ijcmph/article/view/9705

要旨
背景 スマートフォンの利用は、現代社会においてますます欠かせないものとなっているが、利用量の増加はそれに対する嗜癖を生み、それは深い社会的・心理的な障害を伴うものである。そこで、本研究では、医学部学生のスマートフォン嗜癖の有病率を推定し、そのスマートフォン利用パターンを評価することを目的とした。

方法
本研究は、医学生304名を対象に実施した横断的研究である。データ収集には、スマートフォン嗜癖尺度(SAS-SV)の短縮版the smart phone addiction scale を含む、事前にデザインされ、テストされた構造化質問票を使用した。データはパーセンテージで示し、関連性はカイ二乗およびフィッシャーの正確検定を用いて検定した。

結果
スマートフォン嗜癖の有病率は44.07%であることが判明した。最も個人的な関連性の高いスマートフォンの機能は、ソーシャルメディア利用、ビデオ鑑賞、電話の順で報告されている。スマートフォンを平均3~4時間/日、>5時間/日利用している学生は、スマートフォンを平均11~60分/日利用している学生に比べ、3.2倍、5.7倍スマートフォン嗜癖になる可能性が高い[95% CI: 1.13-9.29, p=0.02 (3-4 hours/day) and 95% CI: 1.92-16.92, p=0.00 (>5 hours/day) ]という結果になりました。スマートフォンを21~50回/日、>50回/日の頻度で使用している学生は、スマートフォンを5回/日未満の頻度で使用している学生と比較して、それぞれ6.7倍、10.9倍スマートフォン嗜癖になりやすい[95% CI: 1.8-24.87, p=0.00 (21~50 回/日) および 95% CI: 2.79-43.1, p=0.00 (>50 回/日)]。

結論
スマートフォン嗜癖の有病率は、過去の研究と比較して、医学生でかなり高かった。そのため、学生の間でこの近未来的な問題に対する認識が最も重要である。