スマートフォン嗜癖を最小化する集団ガイダンスサービスの有効性

  • Erlisa, A., & Daulay, N. (2022). The Effectiveness of Group Guidance Services in Minimizing Smartphone Addiction. Undefined. https://www.semanticscholar.org/paper/The-Effectiveness-of-Group-Guidance-Services-in-Erlisa-Daulay/a70305db632c6a1baa5970c67130da03b56c8ca4

テクノロジー時代の学生の間で問題になっているスマートフォン嗜癖。Covid-19の大流行時のオンライン学習以降、ますます歯止めが利かなくなった。その中で、子ども(生徒)に対して、大人(教師や親)からの指導が必要である。本研究では、スマートフォン嗜癖を最小限に抑えるための集団指導サービスの有効性を明らかにすることを目的としています。本研究の背景は、インドネシア・ヌルル・イスラム大学、具体的には2021/2022年度のIX2クラスの生徒30名を研究対象とし、集団指導を受ける前と受けた後で、生徒のスマートフォン嗜癖がどの程度になるかを検証することである。本研究のタイプは、カウンセリング指導アクションリサーチ(PTBK)であり、2サイクルで実施された。データ分析は、質問紙と観察を用いて定量的に行った。本研究の結果、IX2 MTs Nurul Islam Indonesiaの学生8名(26.7%)に対して事前テストを実施したところ、高い部類に属する学生が2名、非常に高い部類に属する学生が6名と、スマートフォン嗜癖の程度が明らかになった。さらに、第1サイクルでは、グループ討議、講義、質疑応答、アンケート記入による集団指導を実施した。その結果、スマートフォン嗜癖が残っている学生は、高カテゴリーで2名(6.7%)、中カテゴリーで4名、低カテゴリーで2名であった。サイクルIIでは、スマートフォン嗜癖が残っている学生は、高カテゴリーで1名(3.3%)、低カテゴリーで3名、極低カテゴリーで4名であった。このことから、カウンセリングを受けることで、学生のスマートフォン嗜癖の程度は低下していると判断された。