スマートフォンを利用したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)利用者のスマートフォン嗜癖における動機づけシステム、不安、自己統制力の低下の役割について

Kwak, M.-J., Cho, H., & Kim, D. (2022). The Role of Motivation Systems, Anxiety, and Low Self-Control in Smartphone Addiction among Smartphone-Based Social Networking Service (SNS) Users. Undefined. https://www.semanticscholar.org/paper/The-Role-of-Motivation-Systems%2C-Anxiety%2C-and-Low-in-Kwak-Cho/e514520e58c6ba6d436422f605e42ffd98677b1c

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)がスマートフォンの嗜癖につながる最も影響力のあるプラットフォームとして浮上していることから、スマートフォンを利用するSNSユーザーがどのような心理的変数によってスマートフォンの嗜癖につながるかを調べる必要がある。しかし、スマートフォンを利用するSNS利用者の心理変数とスマートフォン嗜癖の関係に関する研究は、まだ検討されていない。そこで、本研究では、スマートフォン嗜癖(SAP)に対する心理的要因の役割について検討することを目的とする。韓国の成人5003人から、スマートフォンを利用したSNS利用者を433人収集した。データはSPSS 21.0とAMOS 23.0を用いて、記述統計、ピアソンの相関係数、パス分析で分析された。並行仲介パス分析の結果、行動抑制(BIS)、行動活性化(BAS)ドライブ、不安、低自制心が、それぞれ別々にSAPに直接影響することが示された。また、BISとBAS_driveは、不安の効果を通じて、SAPに有意な間接的影響を及ぼした。BISとBAS_funは、低自制心の効果を通じて、SAPに有意な間接的影響を及ぼした。研究変数は、SAPの全変量の38.4%を占めた。したがって、ユーザーのスマートフォン嗜癖を軽減するための介入を確立する場合、変数のこれらの相互関係を考慮する必要がある。