中国南部佛山市の青少年における24時間移動行動とスマートフォン嗜癖の関連性:コンポジショナルデータ分析

  • Ren, Z., Tan, J., Huang, B., Cheng, J., Huang, Y., Xu, P., Fang, X., Li, H., Zhang, D., & Gao, Y. (2022). Association between 24-Hour Movement Behaviors and Smartphone Addiction among Adolescents in Foshan City, Southern China: Compositional Data Analysis. Undefined. https://www.semanticscholar.org/paper/Association-between-24-Hour-Movement-Behaviors-and-Ren-Tan/fe215c08250eb17a85aa4455c5357af2055e4305

スマートフォン嗜癖は公衆衛生上の問題になっている。スマートフォン嗜癖を軽減するために、中国佛山市のコロナウイルス病2019(COVID-19)自宅監禁期間中に、24時間運動行動のスマートフォン嗜癖への複合効果を評価した。データは、1323人の高等中学生のサンプル((平均年齢±標準偏差)。16.4±0.9歳、男性43.46%)において、COVID-19の監禁期間中にデータを収集した。彼らの24時間移動行動は、自己報告によるスマートフォン嗜癖尺度-短縮版(SAS-SV)により評価された。構成的重回帰モデルと構成的等時置換モデルを用いて、1日の時間予算構成とスマートフォン嗜癖の関連を検討した。スマートフォン嗜癖は1323人中671人(50.72%)に発生した。スマートフォン嗜癖のある青年と比較して、非スマートフォン嗜癖の青年は、中等度から活発な身体活動(MVPA)と睡眠時間(SLP)が多く、座りがちな行動(SB)は少なかった。24時間運動行動の時間分布は、スマートフォン嗜癖と有意に関連していた。他の3つの行動に対して、MVPAまたはSLPに費やした時間の割合で負の効果が認められた(ilr1-MVPA = -0.453, p < 0.001.ilr1-SLP = -3.641, p < 0.001, respectively)。逆に、SBはスマートフォン嗜癖のスコアと正の相関があった(ilr1-SB = 2.641, p < 0.001)。1つの行動を残りの行動に振り分けることは、スマートフォン嗜癖と関連していた。注目すべきは、ある行動が他の行動に置き換わることと、ある行動が他の行動に置き換わることの効果が非対称であることである。青年の24時間移動行動はスマートフォン嗜癖と密接に関連しており、今後の介入研究では、24時間移動行動の構成属性に着目する必要がある。