COVID-19のパンデミックからみた大学生のスマートフォン嗜癖。有病率、学業先延ばし、QOL、性別、教育段階との関連性

  • Albursan, I., Qudah, M. A. A., Al-Barashdi, H. S., Bakhiet, S., Darandari, E. Z., Al-Asqah, S. S., Hammad, H., Al-Khadher, M. M., Qara, S., Al-Mutairy, S. H., & Albursan, H. I. (2022). Smartphone Addiction among University Students in Light of the COVID-19 Pandemic: Prevalence, Relationship to Academic Procrastination, Quality of Life, Gender and Educational Stage. Undefined. https://www.semanticscholar.org/paper/Smartphone-Addiction-among-University-Students-in-Albursan-Qudah/e1ea0ec526823aacda13c24b02729ebc7fc428a1

概要:目的 本研究では、コロナパンデミックに鑑み、大学生のスマートフォン嗜癖、学業先送りのレベルや割合を明らかにし、性別や学習段階によるスマートフォン嗜癖、学業先送り、QOLの違いを明らかにし、学業先送りやQOLのスマートフォン嗜癖に対する予測能力を明らかにすることを目的としている。方法:サウジアラビアの大学の男女学生556名が参加し、年齢は18歳から52歳であった。学業先延ばしとQOLの尺度に加え、イタリア語のスマートフォン嗜癖の尺度を用い、その翻訳と妥当性・信頼性のチェックを行った。結果 その結果、サンプルの37.4%がスマートフォン使用依存症であり、7.7%が先延ばし度が高く、62.8%が平均レベルであることが明らかになった。その結果、スマートフォン嗜癖とQOLには性別や教育段階による統計的な有意差は見られなかったが、学業先延ばしには性別で男性に有意な、教育段階で学部生に有意な統計的な差異が見られた。また、学業先延ばしとスマートフォン嗜癖の間には統計的に有意な正の関係があり、スマートフォン嗜癖とQOLの間には統計的に有意な負の関係があることが明らかになりました。QOLと学業先延ばしとの間には負の関係が見られた。また、学業先延ばしとQOLを通じて、スマートフォン嗜癖が予測できることが明らかになった。