Joint effects of children’s emotional problems and parental depressive symptoms on the occurrence of internet gaming disorder among children and adolescents: A longitudinal study – PubMed
Children’s emotional problems demonstrated a particularly strong relationship with HRIGD. Joint effects of children’s emotional problems and depressive symptoms in parents on the incidence of HRIGD were stronger than the sum of the independent effects of each factor. The findings suggest that combin…
- Jeong, H., Yim, H. W., Lee, S.-Y., Lee, H. K., Potenza, M. N., & Park, M. (2021). Joint effects of children’s emotional problems and parental depressive symptoms on the occurrence of internet gaming disorder among children and adolescents: A longitudinal study. Journal of Behavioral Addictions, 10(2), 244–252. https://doi.org/10.1556/2006.2021.00030
概要
背景と目的 親の抑うつ症状は、子どもの情緒的な問題がインターネットゲーム障害(IGD)のリスクに及ぼす影響を悪化させる可能性がある。ここでは、子どもの情緒的問題と親の抑うつ症状がIGDの発症に及ぼす共同効果について検討した。
方法
大規模な前向き人口ベースコホートで、子どもの感情的問題、親の抑うつ症状、およびIGDの高リスク(HRIGD)の発生率の間の潜在的相互作用について検証した。ベースラインでHRIGDでなかった子どもを含む家族ペア(n=2,031)が、子どもおよび親の感情の症状に関する評価を行った。HRIGDは、ベースラインと12ヵ月目に評価された。相互作用による相対過剰リスク(RERI)により、相互作用の大きさが推定された。
結果
IGD発症のリスクに関しては、親のうつ病は1.8倍、子どもの感情的問題は2.9倍、両リスク因子を合わせるとバックグラウンドリスクの6.1倍であり、最後の2つの知見は統計的に有意であった。HRIGDの発症に対する予想リスクはRR=3.7であった。
考察と結論
子供の感情的問題は、HRIGDと特に強い関係を示した。HRIGDの発生に対する子供の情動的問題と親の抑うつ症状の同時効果は、各因子の独立効果の合計よりも強かった。この結果は、子どもの情緒的問題の治療と親の抑うつ症状への介入を組み合わせることで、子どもや青年のIGD予防にさらなるリスク低減効果をもたらす可能性があることを示唆している。