インターネットゲーム障害は精神障害とは認められない

  • Dullur, Pravin, and Vladan Starcevic. 2018. “Internet Gaming Disorder Does Not Qualify as a Mental Disorder.” The Australian and New Zealand Journal of Psychiatry 52 (2): 110–11.

インターネットゲーム障害は精神障害とは認められない
精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に、インターネットゲーム障害(IGD)がさらなる研究のための条件として含まれていることは、多くの関心を呼んでいる。これにより、問題のあるオンラインゲームの一形態としてのIGDの妥当性と有用性についての議論や、次期国際疾病分類第11版(ICD11)の「物質使用または習慣性行動による障害」に「ゲーム障害」を含めるという提案がなされている。我々の見解では、オンラインゲームの問題や、IGDやゲーム障害などの「派生物offshoots」は、精神疾患として概念化されるべきではない。この立場を支持するために、いくつかの論点を提示する。