ゲーム障害のリスクに関する精神的健康と量の相互関係:短報

  • Strojny, P., Żuber, M., & Strojny, A. (2024). The interplay between mental health and dosage for gaming disorder risk: A brief report. Scientific Reports, 14(1), 1257. https://doi.org/10.1038/s41598-024-51568-9

ゲーム時間とゲーム障害の関係は、他の変数によって調整される可能性がある。本研究は、精神的健康がその調節にどのような役割を果たすかを検証することを目的とした。参加者(N = 461)はオンラインで募集した。ゲーム時間はゲーム障害リスクの統計的に有意な予測因子であり、説明された分散は3.3%であった。両モデレーター(不安と抑うつ)を考慮したモデルの適合度は13.9%に改善した。ゲーム時間と両モデレーターの交互作用は有意であった。この結果から、抑うつと不安が量の調節因子として作用し、おそらくゲームをすることの満足感を増幅させ、ゲーム障害の発症に寄与していることが示された。この結果は、ゲームという重要な引き金と組み合わさってゲーム障害を引き起こす危険因子の中で、メンタルヘルスを適切な位置に置いているように思われ、実践上重要であると思われる。