ビシャ県立学校の青少年における社会不安とインターネットゲーム障害の媒介変数としての欠席の恐れ

  • Fear of Missing Out as a Mediating Variable between Social Anxiety and Internet Gaming Disorder among Adolescents in Bisha Governorate Schools. (2024). Information Sciences Letters, 13(2), 377–389. https://doi.org/10.18576/isl/130210

要旨
本研究では、ビシャ県の学校に通う青少年を対象に、社会不安とインターネットゲーム障害の関係における、欠席恐怖の媒介的役割について調査した。主調査の参加者は、ビシャ県内の思春期の男女生徒(700名)である。その結果、社会不安がインターネットゲーム障害と欠席恐怖症の両方に直接的な正の効果があり、欠席恐怖症がインターネットゲーム障害に直接的な正の効果があることが明らかになった。また、社会的不安については、男女間で統計的に有意な差があり、女性に有利であった。しかし、社会的不安尺度の合計得点におけるサンプルメンバーの平均得点の間には、中学1年生、2年生、3年生という学年変数による統計的有意差は見られなかった。さらに、欠席恐怖症では、男女間に統計的に有意な差があり、男子生徒が有意であった。しかし、社会的不安尺度の合計得点の平均点では、中学1年、2年、3年の変数によるサンプルメンバーの統計的有意差は見られなかった。最後に、インターネット障害尺度の合計点では、中学1年、中学2年、中学3年という学年変数によって、サンプルメンバーの回答間に統計的に有意な差があり、中学3年が有意に高かった。